2023年にアイコムから発売されたIC-905。
144/430/1200MHzはもちろん、2400MHz、5600MHzまでも標準装備とし、10GHzはオプション(IC-905XGは標準装備)となる仕様です。
SHF帯といえば、過去にマキ電機からトランスバーターが発売されており、メーカー製では、ケンウッドのFMモービルとしてTM-2400(2400MHz帯)、アイコムは固定オールモードのIC-970の2400MHzオプション対応の2機種が発売されておりました。TM-2400は1992年、IC-970は1989年の発売。いずれも廃番(マキ電機は廃業)となり、かつ5600MHz以降の大手メーカー製の無線機は初めてではないでしょうか。
ケンウッドTM-2400(1992年)
アイコム IC-970(1989年)
社長ご逝去で廃業されたマキ電機(2400MHzアップバーター。)マイクロウェーブにおいてマキ電機さんの功績は計り知れません。
2024年1月号のCQ誌には「2024年にはマイクロウェーブをはじめませんか」と題した記事も掲載され、入門にお勧めとして5.6GHz帯について、IC-905の写真とともに、山岳反射、ビル反射、レインスキャッター、ラジオダクトなどの簡単な解説もありました。富士山反射なんてロマンを感じますよね。
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