アマチュア無線を辞めてしまう理由3つ。継続・再開には何が必要か?

アマチュア無線を辞めてしまう理由3つ

 「King of hobby=趣味の王様」と呼ばれるアマチュア無線。しかし他の趣味と同様、人生における様々な理由によって無線趣味から離れてしまう場合があります。 
本記事では、アマチュア無線を辞めてしまう主な理由を3つ紹介し、あわせて「どうすれば無線を続けたり再開できるのか」についても整理していきます。
 
 これからも無線を楽しみたい方にとって、未来の可能性を考えるきっかけになれば幸いです。
 

目次<クリックして開く>

 
アマチュア無線をやめてしまう理由は、主に3つ考えられます。順に解説していきましょう。
 
1遠隔コミュニケーションの特別感がなくなった
2ライフステージの変化で、時間や環境の自由がなくなった
3無線を知らない人からの目が気になる
 

理由1. 遠隔コミュニケーションの特別感がなくなった

インターネットの利用(イメージ)。

かつてアマチュア無線を楽しんでいた人の中には、仲間うちの会話や、不特定多数の人とのコミュニケーションを楽しむために無線をはじめた方も多くいます。
そのような方にとっては、携帯電話の普及、さらにSNS等のインターネットコミュニティの活用は、無線趣味から離れる一因としては否めないでしょう。
 
では、インターネットは無線趣味と相容れないのでしょうか? そうとも言い切れません。
 

【継続や再開のためには?】無線の世界でインターネットを有効活用する

インターネットは、無線趣味に大きくプラスになることもあります。
以下では、インターネットを利用した便利なサイトや新しい技術をご紹介します。
 

便利なサイト「Jクラスタ」とNICTの「イオノグラム」

「Jクラスタ」という非営利のサイトでは、現在の周波数ごとの運用状況をユーザーが書き込むことにより、情報の共有ができます。
また、情報通信研究機構(NICT)のサイトでは、現在の電波の状況を知ることができます。国内の電離層を観測したデータ(イオノグラム)がリアルタイムで公開されています。
 
こうした便利なサイトを利用することで、より活動しやすくなるのではないでしょうか。
 

インターネットを経由する「D-STAR」「WIRES-X」

無線業界の各団体が協力して、インターネットを利用したデジタル方式による新しいシステムが運用されています。
 
D-STARは、JARL(日本アマチュア連盟)が管理している全国245箇所の専用レピータ(中継器)を通じて、より遠距離と交信したり、インターネット経由の交信ができる仕組みです。ハンディ機でも世界と交信ができます。
D-STARの仕組み。

画像引用元:ICOM 公式サイト

 
WIRES-Xは、八重洲無線が開発したインターネット経由の通信の仕組みです。
WIRES-Xの仕組み。

画像引用元:八重洲無線 公式サイト

D-STARと同様、高品質で遠く離れた場所との交信ができます。
大きな特徴は、一般のアマチュア無線家が中継基地(ノード局)となれることです。
 
ノード局を作ると、周辺の無線家の方もWIRES-X対応機器を使ってアクセスできるようになります。すると、「○○ハムクラブメンバー用」などのルームを作って、コミュニケーションの起点とすることもできます。
 
電波とインターネットの融合、こんな仕組みがあるというのは、面白そうだと思いませんか?
 

【継続や再開のためには?】新方式や電子工作の魅力を発見する

インターネットとは別の新しい楽しみ方も、近年の無線の世界には登場しています。
PCを使った新方式であるFT8ライセンスフリー無線の機器を試してみたりすると、新鮮な気分を感じられるでしょう。
また、アンテナや周辺機器の自作等で電子工作の楽しみを見直してみることも、アマチュア無線の魅力を再発見するきっかけになるでしょう。
以下、それぞれの楽しみ方をご紹介いたします。
 

ミニマルな「FT8」(エフティーエイト)

FT8は2017年6月に一般公開され、すぐに流行した人気の通信方式です。
無線機とPCを接続し、PCにインストールしたソフトウェアで通信を行います。
WSJT-Xの操作画面。

画像引用:WSJT-X HomePage 日本語版説明書より

FSK変調の占有帯域幅はわずか45Hz、速度は6.25bpsという非常にコンパクトな交信です。音声ではなく、77ビットの文字列でやり取りを行います。
 
FT8の強みは、例えばHFでしたら10W出力という規模感でも手軽に広範囲と交信ができることです。耳では聞き取れない微弱な信号をソフトが解析できる方式だからですね。
 
喋らないでPCを操作することで交信が進むため、従来のアマチュア無線とはかなり印象が異なります。
しかし、ミニマルな設備でどこまで遠くに行けるかという挑戦が好きな方は注目といえます。
 
 

人気が高まる「ライセンスフリー無線」

最近ではデジタル簡易無線(デジ簡)、特定小電力トランシーバー(特小)など、資格不要で運用できる無線の人気も高まっています。
 
具体的には、デジタル簡易無線の局数は前年度1~4%ずつ増えており、増加傾向にあります。
 
デジタル簡易無線の局数グラフ。

令和4年度末:142万局(対前年度比3.9%増)
令和5年度末:143万局(対前年度比0.9%増)
令和6年度末:150万局(対前年度比4.9%増)

画像引用元:令和6年版 情報通信白書|無線局数の推移

 
ちなみに、ライセンスフリー無線はアマチュア無線と異なり業務目的でも利用できます。そのため個人や一般企業・団体だけでなく、官公庁、消防団、医療機関、警備業者の利用も増えているそうです。
 
こうした資格不要の無線は初期コストや手続きの手間が減り、気軽に楽しめるのが魅力です。
アマチュア無線局は閉じたとしても、気軽な気分でライセンスフリー無線に取り組むのも可能な選択肢といえます。
 

見直される「自作」の楽しみ

かつては、無線機を作ったり改造したりする 電子工作がアマチュア無線の楽しみの一つでした。
 
しかし、最近の無線機はとても精密で高度な構造になっているため、また新スプリアス規定(不要電波の許容値の新規定)の問題もあり、昔のように、なかなか自作や改造はできません(ブラックボックス化)。そのため、市販品をそのまま利用する方も多くなっています。
それだと、携帯電話の通話やSNSでコミュニケーションをとるのと同じといえば同じになってしまいます。
 
オリジナルの機材を作って交信に成功すれば、そのたびに新しい達成感を得られるのではないでしょうか。
 
 
実際、無線を再開して改めて電子工作の魅力に気づき、周辺機器の自作を楽しんでいる方もいます。
例えば月刊誌『CQ ham radio』2024年12月号, p.47には、プリント基板サービスの一例が載っておりますのでご紹介いたしましょう。
これは、近年ではマイコンが安価に手に入るようになり、センサーや表示器の価格も下がっているほか、 プリント基板を自分で設計して作ってもらうサービスも存在するようです 。まさに新時代のサービスですね。
 

KiCad」というツールで設計を行い、そのデータを製造会社に送れば、そのとおりの基盤が届く。

画像引用:KiCad ではじめるプリント基板設計入門[Vol.1]

 
現代の環境を活用して、電子工作を楽しむのも一つの選択肢といえます。
 

理由2. ライフステージの変化で、時間や環境の自由がなくなった

住む場所が変わったり、家族が増えたり、仕事が忙しくなったりすると、無線に割く時間や環境が確保できなくなることがあります。ここでは、よくある理由を紹介します。
 

転居で環境が変わった

アマチュア無線を楽しむには、アンテナを設置できる場所が必要です。
しかし、一戸建てからマンションやアパート等の集合住宅に引っ越すと、いろいろと制限が入ってしまいます。
 
マンションやアパートでは、ベランダからアンテナを上げる方が一般的だと思います。ベランダ用のアンテナも販売しております。

ベランダアンテナ UHV-10

ベランダアンテナの一例。画像引用: UHV-10 | コメット株式会社
 
他にも、モービルホイップをV型ダイポールアンテナとして使用したり、スクリュードライバーアンテナ、更には自作の釣り竿アンテナなど皆さん工夫をしていおります。
 
都市部の集合住宅の場合は、アンテナ設置を制限している物件もあります。
管理規約でバルコニーへの機材設置は禁止と明記されている場合もありますし、禁止されていない場合でも近所付き合いとして近隣や管理組合への説明は行った方が良いでしょう。
 

仕事が忙しくなり、時間が取れなくなった

仕事上の変化も、アマチュア無線を続けるのが難しくなる大きな要因のひとつです。
 
転職や昇進によって責任が増えたり、勤務時間が長くなったりすると、趣味に使える時間が限られてきます。
皆さんもご経験がおありではないでしょうか。
 
多くのハムが、就職や仕事が忙しくなるタイミングで、活動を縮小してしまうようです。
実際のパターン2つを再び『CQ ham radio』から要約して紹介しましょう。
 

パターン1:就職によって忙しくなり、趣味の時間がとれなくなった

  • 2024年12月号 p.47
  • 2023年12月号 p. 31
  • 2023年12月号 p. 36

 

パターン2:生活圏がバラバラになってしまい、高校や学生時代のメンバーと活動できなくなった

  • 2024年12月号 p.44
  • 2023年12月号 p. 32

 
また、仕事で遅い時間に帰宅すると、ゆっくり無線を楽しむ時間がなくなることもあります。
交信相手を探したり、アンテナの調整をしたりするにはある程度の余裕が必要ですが、忙しい日々の中ではなかなかそこまで手が回らなくなります。
 
そのうちに無線から遠ざかり、いつの間にか機材も使わなくなり、そのままやめてしまう人も多いようです。
 

子どもが生まれて時間も場所もなくなった

家族が増えると時間も場所も必要になるため、アマチュア無線から離れてしまう人も多いようです。
 
子どもの世話に休みはないので、 時間がかなり取られるのは当然です。
さらに、無線機を置く場所の問題も出てきます。棚に並べた無線機のお部屋(シャックと呼びます)は、子供さんに明け渡さないといけません。そして、どうしても育児優先となりますよね。
ブロックで遊ぶ子ども。

結果として、「子どもがもう少し大きくなるまで休もう」と考え、そのままやめてしまうケースが多いようです。
 

【継続や再開のためには?】活動を縮小しつつ、つながりを保つ

ライフステージの変化による離脱は、人生のある時期では仕方のない面もあります。
しかし、仕事や育児が落ち着く日はいつか必ず訪れます。
 
無線を再開するために、大きな支えになるのは仲間の存在です。
いつの日か仲間たちと無線を再開するのを見据えて、つながりを保っておくのはどうでしょうか。
 

LINEやFacebook等の活用

最近はインターネットを活用して無線をやっていた旧友たちとつながり、再び無線を楽しむ人も増えているようです。
 
例えば『CQ ham radio』2024年12月号のコーナー「カムバックハムの楽しみ実例」では、LINEを使って普段の活動を共有する「GTTハムクラブ」さんが紹介されています。
そのクラブのメンバーは、無線を一旦やめて再開した「カムバックハム」の仲間だといいます。
 
LINEやFacebookは、離れたところにいる知人と連絡をとりあうのにとても便利です。
同世代のいるSNSで無線のコミュニティをチェックしておくと、思わぬ再会があるかもしれません。
 

移動運用への切り替え

また、転居先の都合で固定局の運用が難しくなった場合は、ハンディ機やコンパクト機を使用して、移動運用に切り替えて継続する方もいます。最近ではポータブル電源の普及や、移動運用に適したアイテムも販売しております。
無線機の工作が難しくなった現在、最も創意工夫が発揮されるシーンが、この移動運用でしょう。ロケーション選びから機材の設置まで、あれこれ悩んだ結果、見事に全国からパイルアップ(応答が殺到する)を受けた暁には、喜びもひとしおです。

さらに交信で親しくなったローカルさん(近所の局長さん)と連れ立って、一緒に移動したり、クラブ局を作ったりと、仲間も広がります。
 
実際にハンディ機やモービル機を活用し、転居を伴いながらも運用を続けている方もいらっしゃるようです。
・中学2年で自宅で開局➡就職のため上京して一旦離れる➡再び転居、POTA等移動運用メイン

 

理由3. 無線を知らない人からの目が気になる

人目があるところで移動運用をする場合、また自宅で固定局を開いている場合は、無線のことを知らない人が機材を見ることになります。
最近では「アマチュア無線」自体を知らない人も多くなりました。
そのような人から「何をやっているんだろう」と不審に思われたりすることが増えているようです。
そういった窮屈さを感じることも、アマチュア無線をやめる理由になりうるでしょう。
 

移動運用の場合

仮にきちんと許可を取りマナーの範囲内で行っていても、厳しい目を向けられる場合もあるようです。
 

柳原さんは1度だけ、1時間くらいの長い職務質問を受けたことがある。京都の丹後半島にある道の駅「舟屋の里伊根」でのことである。その日はその駅で泊まる予定だったため、夕刻から運用を始めた。すると19時頃に警察官がやってきた。(中略)警察手帳の提示があったため、話を聞くことにした。「夜に電気をつけて無線をやっている者が居るがスパイではないかと通報があった」とのこと。


 

 

■事務局からのお知らせ
最近、道の駅移動運用局のマナーが問題なっております。 事務局にも一般利用者?から、苦情らのメール、有線がたまに 寄せられることもあります。 


 
こうした声を受けてか、最初から「アマチュア無線を禁止する」規定のある公園駐車場や施設も出てきたようです。
これは、移動運用をしているハムにとって逆風です。
 

固定局の場合

集合住宅、一戸建てを問わず、住宅地で無線通信を行うことは周りの人たちの生活に影響を及ぼします。
たとえば、アンテナが落下する危険性や、電波が家電や設備に影響を与えたと思われる可能性があります。



 
実際には、電波を発する側ではなく拾ってしまう機器に問題があるケースも見られますが、目に見えない現象の原因を特定するのはかなり大変なものです。
 
アマチュア無線という趣味をまったく知らない人から理解や協力を得るのは、なかなか大変な課題になります。
周囲の理解をあらかじめ得ておく必要も念頭に入れておいた方が無難です。
 

【継続や再開のためには?】若者にリーチして、世間の認知を広げよう

アマチュア無線に向けられる目を変えていくためには、認知度を回復させていくことが重要です。
 
無線家に向けられる目が厳しいのは、かつてより世間の認知度が低くなっていることに一因があります。誰だって知らないものには恐れを覚えてしまいます。かつてとは防犯意識やプライバシーの意識も変わっていますから、猶更です。
 
アマチュア無線というものがあること」をまず知ってもらい、それから「それは趣味や自主的な研究としての通信であること」「人に迷惑をかけないための配慮をしていること」等を、多くの人に知ってもらいましょう。
 
認知度を高めるには、無線のことを知る機会の少ない子どもや若者にもリーチを広げていく必要があります。実際に海外では、免許取得への補助や若者向けの啓蒙活動を通じて無線家の人口を維持している国もあります。
 
未来の世代に無線通信の魅力を伝え、アマチュア無線への目線を変えていくのを目指すのは、アマチュア無線を継続する理由にもなるでしょう。
 

突破口となる認知手段2つ

特に効果が期待でき若者にも届きやすい認知の方法は、SNS地域のイベントでしょう。
 
SNSをはじめとしたインターネットのサービスは、人々の情報源として目立ってきています。とくに、1995年以降に生まれたZ世代の若者は、79.5%の人が「SNSを普段から情報源としている」という調査もありました(参考:PR TIMES)。
 
インターネットを活用して情報発信を行い、同時にリアルの場を作っていくことで認知が広がっていく余地がありそうです。
 

① YouTube、X、Instagram…SNSの活用

YouTubeやX等の各種SNSで普及に力を入れる無線家たちは、実はかなり存在しています。

こちらは、YouTubeでアマチュア無線の情報発信を続けている若者2人のカジュアルな対談です。
 
たくてれ氏、MITSU氏はどちらもInstagramというSNSで写真中心の投稿も続けています。
Instagramは比較的若者比率の高いSNSだと言われており、今までの情報発信とは違った雰囲気があります。

下の動画は、能登地震をきっかけに無線に興味を持った女の子に、無線の始め方を解説していくものです。

こういったインフルエンサーたちをつなげ、やさしくてスタイリッシュなコンテンツを充実させることは、若者にリーチするために有効でしょう。
 

②無線体験ができるイベントを増やす

ハムフェア」など、各地で行われている無線イベントはいくつかあります。
しかし「無線のイベント」だけではなく、他のイベントに進出して認知を広げていくこともできます。
 
例えば「八王子市アマチュア無線クラブ」さんは、「アウトドアキャンプのイベント」や、「お花見」でアマチュア無線の体験運用ができる機会を作っています。

 
また「ボーイスカウト日本連盟」も、一般の方がアマチュア無線の運用体験ができるイベントを行っています。
「JOTA-JOTI」と呼ばれる国際的な行事の一つで、毎年開催されています。

 
ちなみに2023年3月の電波法改正で、アマチュア無線技士の資格を持たない人も、既存のアマチュア局から交信体験ができるようになりました(交信体験制度)。

画像引用:総務省 電波利用ポータル|その他|交信体験制度(体験運用)リーフレットより

交信体験に最低年齢の規定はなく、手続きも特に不要です。
イベントで無線体験をしてもらうことは、従来より格段にやりやすくなったといえるでしょう。
 
このように、様々なイベントで体験を行い、積極的に認知を広げていく動きがあります。
 
どんな趣味も、新しい世代が入ってこなければ衰退は避けられません。逆に、若者の持つイメージが変われば未来も変わる可能性があります。
また、若者への普及を行う使命感は、アマチュア無線を継続する理由になるかもしれません。
 

アマチュア無線家がぶつかった困難と今後

アマチュア無線を取り巻く社会状況は変わり、当時のラジオ少年たちも社会人になって、無線から離れてしまった人も多いようです。そのため、全体で見ると人口を減らしているのがアマチュア無線の世界です。
 
アマチュア無線をやめてしまう理由には、仕方のないものもあります
しかし、アマチュア無線を再び魅力的にしていく手段はたくさんあります
 
アマチュア無線では現在でも新たな技術領域が模索されています。インターネットとの連携やFT8の盛り上がり、ライセンスフリー無線など選択肢が増えました。また、電子工作の楽しみを感じられるキットも入手しやすくなっています。
 
定年後に仕事や育児が落ち着き、アマチュア無線を再開した人たちも増えてきました。インターネットをうまく利用してコミュニティを築きながら、のんびりと楽しんでいる人が多い印象です。
 
加えて、若い世代へのアピールも行われれば、アマチュア無線の世界が再度活気づくでしょう。
 
無線家の皆さん自身の状況に合わせて、これからの活動をどうするか考えていただければ幸いです。
 


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